食堂を出た私は保健室に向かうために
深月様?の腕を握ったまま真っ直ぐ廊下を突き進むことにした。
廊下は食堂での騒ぎが嘘みたいに思えるほど静かで、生徒もあまり居ない。
静かな場所だと人間我にかえるもので、
かくいう私も、冷静になった。
そして、重大なことに気がついてしまった。
「ねぇ?君、、、」
そうこうしているうちに低めの艶のある声がかかった。
取り合えず足を止める。
『、、、なんでしょう?』
ギクッとなりつつ答える。
、、、こうなる理由はお分かりかもしれない。
「もしかして、
保健室の場所わからない?」
『あー、、、』
まぁ、ばれちゃうよねー。
重大なこと。それは、
実は、というか、当たり前だけども、
私は保健室の場所がわからないこと。
見ていられなくて突っ込んだはいいけど、ここが、今日はいったばっかりの寮内だということを忘れていたよ!
はぁ、、、。
質問に答えない私をみて悟ったのだろう。
深月様?は目をやんわりそらした。
やっぱり、呆れられるか、怒られるだろうなぁと思っていると
深月様?は髪と同じ柔らかい銀色をした瞳をふっ、と和らがせると、
クスクスと笑い始めた。
