星歌学園



そうときまったら、


『さあ、行きましょう。』


「え、う、うん」


火傷をしていないほうの腕をぐっと握る。
許可がとれたのなら早く保健室に送り届けたいし、
流石に応急措置をしたとはいえ、専門家に早くみせたほうがいいからね。

そう思っていまだに唖然としている
深月様?の腕を引いて、
急ぎ足で女の子達の輪をすり抜け、
出口へと歩き出した。


この深月様?とやらはどうやらかなり人気者らしく、

途中いろいろな視線が刺さってきた。

もちろん、その視線の中には
先程まで一緒だった和馬たちのものもあった。


私は真っ先に目が合った和馬になんとか連絡をとろうと、口パクで


『(保 健 室 い っ て く る)』


と言う(動かす)と、和馬にはなんとなく伝わったらしく、


「(わ か っ た。部 屋 に い る)」


と返してきた、、、こういっていた筈だと思う。たぶん。


なんとか連絡をとれた私は
和馬から視線をはずし、もういちど深月様?の腕をにぎりなおして、
もう、目の前に来ていた扉を開け、食堂を脱出した。