星歌学園



席につくと、不思議な現象が起こった。
あれだけ集まっていた女の子たちが
ある子は席に戻り、ある子は別のアイドル科の人を見てキャアキャア言ったりと
先ほどのような騒がしさがなくなった。
チラチラと視線は感じるがそれも先ほどまでではない。
良く見ると男の子もアイドル科の女の子をみて
騒いだりもしている。


『・・・なんで急に静かに?
そもそも、こういうファン行為って禁止じゃなかったっけ?』


たしかさっきのかなめ君の説明では
この学園ではアイドル科へのファン行為と
呼ばれる類のものは禁止されているとのことだったはず。


「まぁそうなんだけどぉ、
僕たちアイドル科は人に見られるのが
仕事みたいなものでしょ?」


『ふむ。』


「だからなのか良く分からないけどぉ、
食堂では先輩から代々騒いでっていうか、ファンサービスしてもいいってことになってるんだぁ」


でも過激なのとか、犯罪はいってるでしょっていうのはアウトだけどねぇ。とかなめくんは付け足した。


「そしてこれもなぜなのかわかりませんが、理事長公認なんです。
もちろん本人が迷惑していると判断した場合、
その行為は制裁対象になるのですが、、、。
先ほど、私たちが席について、静かになったのもそのせいです。」


なるほど。アイドル科に対して迷惑にならない程度にキャアキャア騒げる・・・。
だから食堂はファンサービススポットなのか。


「まぁビックリしただろうけどぉ、
今後はなれるしかないよぉ。」


ぽふぽふとかなめ君が肩をたたきつつ励まして?くれた。