「「「ぴぎゃァァァァアアアアア」」」
『ぴ!?』
扉を開け轟音が聞こえた、と思ったらそれは女の子の声だった。
食堂の通路をかなりの数の女の子が塞いでいる。
かなめくんが開いている席を探しているのか
きょろきょろしながら進む。
すると自然と道が開けていった。(モーゼか!)
イケメンのなかでは浮くなぁ。
となるべく気配を消して進んでいると
女の子特有の黄色い声で
「「和馬くんこっち向いてー!」」
「「かなめくん天使!!」」
「「海斗く~~ん!!」」
「「神岡くん付き合ってください!!」」
なーんて聞こえてきた。
それに声たちに対して
和馬は何かキラッキラだし、
かなめくんは天使だし、
翡翠くんは何か困ってるし、
風波さんも柔らかく微笑んでるし、
と、それぞれの反応をしている
そして、驚いたことに
誰一人としていやがっていないように見える。
すごいな。アイドル科。
キラキラのアイドル君達を見ながら後ろをついていくと、
「ねぇ、あのこ」
ふときゃあきゃあ騒いでるなか女の子の中から
偶然耳に声が聞こえた。
なんとなく気になってあたりを見回すと、
いた。
わりと騒ぎに入りきれていない
女の子二人組がキャッキャとヒソヒソと話している。
どうやら、先輩が怖くて近寄れないらしい一年生のようだ。
「あ、噂の転入生くんだよね!」
転入生?私以外にもいたんだ。
知らなかったな、会ってみたいかもしれない。
「そうそう、春宮サクくんだよね!」
あれ?いま、私の名前言った?
、、、まさかね。
