星歌学園



「ふぅ、
なかなか乗り心地だったよ和馬」


ストンと優雅に和馬からかなめくんが降りた。


「はいはい。左様でございますか。かなめサマー

っと、そういえばセーフだったんだよな?俺ら」


和馬がちょっと不安そうに私に聞いてきた


『・・・たぶん大丈夫だったとおもうけど』


時間をはかっていたわけじゃないから
確信はないけど。


「そっかよかった、じゃあきっと今回はセーフだったん「ではありませんよ赤坂くん」」


とホッとした和馬の声と同時に
ちょっと低めの飽きれた声が聞こえた。
視線を向けると、


そこにはか眼鏡をかけたとても綺麗な青髪のイケメンさんが不機嫌そうに立っていた。


「えっギリギリセーフじゃないの!?」


和馬が目をまるくして叫んだ。


「いいえ、4秒オーバですよ」


クリップボードをみながら眼鏡さんは言った
しかし、4秒とはなかなかシビアだなぁ、、、



「4秒ぐらいオマケしてよー!!風波のけち!!」


「ケチではありませんよ。
まったく、あなたは何度門限を破れば気が済むんですか」


どうやら和馬の遅刻は今回が初めてでは無いようだ。
それは風波さん?も怒るわけだわ。
そのやりとりをみていた翡翠君は


「なんかお母さんと子供だな。」


とつぶやいたのだけれど、
運が悪くそのつぶやきは


「お母さんではありませんよ。
だいたい赤坂くんの保護者はあなたでしょう」


聞こえてしまったようだ。


「お れ は!!母さんじゃねぇ!!
というか俺、いつから保護者になったんだ?」


ため息まじりに言う翡翠君にとどめをさすかのように、和馬は


「え?だいぶまえじゃないの?」

と言った。
とりあえず翡翠くんドンマイ