ああ……助かった


下着云々の話を聞かれたのは恥ずかしかったけど、洗濯機の場所を教えてもらえるなら、どうってことはない。


「おいで。ご所望の洗濯機を見せてあげるよ」


圭吾さんにそう言われて、後ろについて行った。


きゃあ――――

洗濯機よ!

二台もあるぅ

乾燥機も!


安心して洗濯機に縋り付きそうになったわたしを見て、圭吾さんは笑った。


「僕に言えば、大抵の事はお望み通りにしてあげられるよ」


圭吾さんになるべく迷惑をかけないという決心なんて吹っ飛んでしまった。


「ありがとう!」


「じゃあ、安心したところでお風呂に入っておいで」


圭吾さんはわたしの頭を両手でくしゃくしゃにした。


「はぁい」