龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】

何だろう?


何かがひっかかる。

思い出せそうで思い出せないようなもどかしい気がする。


わたしが近づくと、圭吾さんは立ち上がった。


わたしは圭吾さんを見上げ、そして――


「圭吾さん?」


ねえ、そうなの?


「ん? どうした?」


パズルのピースがピッタリとはまるように、気づいてしまった。


「わたしの心を読んでる?」