「…ん、白山?」 「あっお、おはよう!」 …って、挨拶してる場合じゃない! 「あぁ、おはよう…どうした?」 「えっえーと、あの…」 渡すんだ、とにかく。 黒沢くんは、きょとんと首を傾げている。 「こっこれ、良かったら食べて下さい!」 「俺に?」 私はコクコク何度もうなずいた。 「サンキュ。」