秘密の。

振り返るとカフェオレを持ってる相原くんが立っていた。

「え、え?!相原くん?!」
「うわー。西山さんかわいーね。噂以上に。」
「え?なんで?私の名前?」
「いや、みんな知ってるでしょ笑」

え?
なんで?

とか考えてもわからないから首をかしげて相原くんを見上げた。

「……。」
たらー…

相原くんの口からカフェオレが垂れた。

「わ。大丈夫?」

私は持っていたハンカチで相原くんの口を拭いた。

「相原くん?」
「えっ?あぁ、ごめん。」

キーンコーン…

「あ、ベル…。じゃあ私行くね?」
「西山さん!彼氏とか…いるの?」
「いないよ?」
「そっか!じゃあ今日、一緒に帰らない?」
「……。」

え、えぇ?!

「西山さん?」
「もちろん!」
「じゃあ、メアド。教えてくれる?」
「は、はい。」

なんか…幸せすぎる展開。