月人がフラフラになりつつも帰り、(きっとまた彼女をストーキングしに行ったんだろうけど…)琉はまたジャンプに没頭する。

「…」

しかしすぐにパタンと閉じた。

「………」

はあ、と琉はため息をついて、ベッドに飛び込んだ。

「…集中出来ひんやんけ…」





―――…理由なんて、ない。