「やっぱ誰も居ない。良かったー。あぁ、ダルいダルい。」

小屋のちょっとした隙間から、ドアから出てきた男の姿が見えた。調度顔が見たくても見れない。身長は平均くらいで、声がなんだか可愛い。髪形は今時の男子風。あれっ?どっかで見た事あんなー。私は男の顔が見たくて身を乗り出したケド・・・・

ガシャンッ

「っ?!誰かいんのか?」

本日2度目の大失敗。身を乗り出した瞬間、体のバランスが崩れて小屋のさくに当たってしまった。

「・・・・・ゴメンなさい・・・。」

ここは素直に謝って屋上から去った方が無難・・・・

「えっ・・・?」

屋上に来た乱暴口調の男の顔を見た瞬間、その場に固まってしまった・・
だってそこに居たのは・・・

「」