「‥‥遅い」 只今の時刻、3時半。 弘樹帰ってこない‥ 弘樹の家に住むようになって一週間経ったけど、遅くても1時くらいには帰ってきてたのに‥ 「‥弘樹にも、友達とかいるもんね!」 先に寝てよう‥ 私は布団に入った。 ピンポーン 「‥‥弘樹?」 しばらくして、玄関のベルが鳴った。 「はーい‥」 私は寝ぼけながら鍵を開ける。 「‥‥え?」 弘樹なら鍵持ってるよね? そう私が気づいた時にはもう遅くて、ドアが開いた。