「‥‥じゃあさ、このボタン取れたのとか、直せる?」 「え?もちろんです!」 弘樹は明らかに気を使って私にシャツを渡した。 「すぐやりますね!」 私はさっき買ってきた裁縫セットで、ちゃちゃっと直し始めた。 「おー‥お前、本当に家事何でも出来るんだ」 弘樹に感心されて、ちょっと嬉しい。 「はい!出来たよ!」 私はドヤ顔でシャツを渡す。 「ありがと‥じゃこれご褒美」 「‥え」 ちゅっ 「‥え?」 触れたか、触れないかくらいの キス