「‥ついた」


「え、1人暮らしだよね‥?」


「そうだけど?」


私は驚いた。


部屋は2個くらいしかないけど、1つの部屋がめちゃくちゃ広い。


てか綺麗!


ホテルじゃないかって思うこの部屋には、生活感が全くない。


「‥ホテルみたい」


私は思わず呟いた。


「‥それ誘ってんの?」


弘樹は服を脱いでる。


「ちょ、ちょっと!何で服脱いでるんですか?」


私は焦って顔を隠す。


「ぷっなんで敬語‥」


「良いから!服着てください!」


「お前そんなんでよく家来たな‥てか俺、風呂入りたいんだけど」


弘樹は上半身裸になって言った。


あ‥お風呂か


過剰に反応した自分が恥ずかしくなった。


「‥ど、どうぞ」


「お前その辺でゆっくりしてて良いよ」


そう言い残して、弘樹はお風呂に向かった。