「わーい!今日はオムライスだー!!」


「出来たら持ってってやるから、この前借りたDVDつけといて」


「あ、そうだった!おっけー!」


「ったく…」


鼻歌を歌いながらDVDをセットする美希の背中を見て呟く。


付き合ってから色んな美希を見てきたけど、ドレスを着てない美希は普通の1人の女の子だった。


スッピンは子供みたいだし、不器用なのか料理は苦手だし、ただのオムライスで喜んだりする。


そんな美希に、俺はどんどん惹かれていた。