「怖い‥」


私は怖くなって、近くにあったベンチに座った。


「怖いよ‥お父さん‥」


私は携帯を出す


充電がなくて電源が入らない。


「お父さん‥助けて‥」


自分で自分が嫌になる


お父さんが嫌で、


自由になりたくて逃げてきた


お父さんを裏切った


なのに怖くなってお父さんに助けを求めるなんて‥


「もう‥やだよ‥」


涙が溢れて止まらない


自分も、もう何もかもが嫌になった。