「いらっしゃいませ!」


「また来たわよ、竜也」


一番の上客が店に来た。


大手化粧品会社の社長をやっている純子さんだ。


最近は2日も空けずに店に来てくれる。


「純子さん、いつもありがとうございます!今日は何飲みますか」


俺は純子さんの隣に座っていつもの様に聞いた。


「今日は…あなたの好きなもの入れて良いわ」


純子さんはそう言って俺に紙袋を渡してきた。