「だからさ…この前全部言っただろ。相手に子供できたの。だからもうお前とはもう終わりにしたいって」
「それは拓実が一方的に言って来たんでしょ?!」
「そうだけど…仕方ないだろ?堕ろせって言うわけにもいかないし…」
「おかしいじゃん!拓実は絶対に毎回ちゃんと避妊するのに…子供なんてできるわけない!!」
「はあ…お前何が言いたいわけ?わざわざ店まで来てさあ…」
「会って話したいって何回言っても、返事してこないからでしょ!?」
二人の言い合いが聞こえる。
「…………」
まじ、かよ…
衝撃の事実を知り、俺は呆然とした。
