「○○までお願いします」 タクシーに乗って美希の家に向かう。 美希は俺の肩に寄りかかり、手を握ってくる。 母さんにはさっき電話で友達と遊びに行くと伝えた。 「……そう、楽しんでね!」 そう言ってくれた母さんは少し寂しそうな気がした。 「着きましたよー」 美希が住んでると言うマンションに着いた。 「12階だよ」 美希と手を繋ぎながら部屋まで行った。