それから俺はその店で働き出した。 「失礼します。龍也です。18です」 拓実さんの命令で、店では18歳だと偽る事にした。 「おい龍也またお前指名だぞ!」 「はい!」 慣れない接客に戸惑いまくりの俺だったが、 何故だか指名客はどんどん増えていった。 1ヶ月経ったくらいのある日、拓実さんがこう言った。 「龍也、お前うちでレギュラーで働いてみないか?」