俺は顔を上げた。 「えっ……」 そこには、見た事もない様な美人が立っていた。 そもそも女と話すのが、母さんとバイト先のおばさん位しかいない俺でさえ、目の前の女が段違いに綺麗な事はわかった。 「なんで固まってるのー?ってか若くない?スゴく綺麗な顔してるね!」 その女は俺の横に座り、俺の手を握った。