「じゃあ頼んだぞ、愛奈に何かあったら‥分かってるな?」 「はい」 「絶対に愛奈を1人にするな、学校と家以外は出すな」 「了解しました」 「じゃあ行ってくる」 朝起きたら、お父さんと部下らしき人の会話が聞こえた。 部下の人、もう来たんだ‥ 「‥はぁ」 私はため息をついた。 お父さんがいなくても、何にも変わらない。 「もう何でも良いや」 私は制服に着替えて部屋を出た。 「おはようございます。お嬢様」 リビングにはメガネをかけた女の人がいた。 「おはようございます‥」