ビクッ 触れたと同時に、愛奈の肩が震えた。 飛びそうになってた理性が急に戻ってきた。 こんな純粋な子を、俺みたいな汚れた奴が穢していい訳がないよな。 我に帰った俺は、ペチっと愛奈の頬を叩いた。 「バーカ。風呂入ってこい」 馬鹿は俺だ…… 自分が自分じゃないみたいだ。 なんでこんなに動揺してんだ!! 女なんて慣れてるはずだろ? 「冷静になれ自分」 俺は自分の頬を両手でパンっと叩いた。