委員会が終わって、学校を出る。 「愛奈!」 お父さんが車から出て、私を待っている。 「ちょっと遅かったんじゃないか?何かあったのか?」 「ちょっと委員会長引いちゃって‥」 「本当か?ちょっと先生に確認して‥」 「お父さん」 「‥なんだ?」 「私は、お父さんを裏切らないよ?」 「‥‥そうか、じゃあ帰ろう!今日は愛奈の好きなビーフシチューだぞ?」 「うん、嬉しい‥」 私には、自由なんてない。