隼人のいるあの場所に戻りたくはないけど荷物を取りに行かなくちゃいけない 「隼人、あたし先帰るね。あんまり役に立たないし。」 「あ?もうおわるから待ってろよ。送ってくし。」 「いい。ひとりで帰れる。」 隼人の顔をみないで応える 「お前、どうかしたのか?アイスはいいのかよ?」 アイス… さっきまではうれしかった、でも今は子どもっぽさが強調される気がして悲しくなった 「…いらない。」 「金沢くん♪」 あの人の声がした トイレで会ったあの人の声