隼人は本当にすぐ来た
あたしを少し睨みながら…
「なんで姉貴じゃなくて美空なんだ?」
なぜ不機嫌?
せっかく届けてあげたのに!
「瑠美さんは家で勇二くんと輝の面倒見てくれてるの!」
「チッ………んで、何で爽ーソウーが一緒にいんだよ?」
あたしの横にいる彼は爽さんと言うらしい
「入るのに困ってたから案内してあげただけだよ。」
「はぁ…電話すりゃ良かっただろ?」
「迷惑になるかと……それに、久しぶり……だっから、なんか……ね?」
なんだか恥ずかしくて電話もできなくて、会うのにも心の準備がほしかった
「…フッ、バカじゃねぇの?」
軽く笑ってバカにする隼人
「でも、さんきゅ。」

