放課後Days☆




「はぁーーっ…。
俺、今最高に一人になりたい気分なんだよね。
頼むから出てって。」

大人しく出て行かない私に苛立ったのか長い溜息の後、先程よりも低い声で言い放たれた。



でも、

「私だって今最高に一人になりたい気分なの。
だけど、出て行くのも嫌だし、あなたを追い出す権利もないから、お互いの存在を無視していれば済む問題じゃない?」



私は今の状態で家に帰りたくはなかった。

だからこう提案した。


いっこうに出ていく気がない私に呆れたのか

「……。もう言い返すのもめんどくさい。
分かった。俺はあんたはいないものと考える。
だから、俺にもう話しかけないで。」


とその人は私を追い出すことを諦めたようだ。



「分かった。」


その人の言うとおりにするのはしゃくだったが、私ももう言い返すのが面倒だったから、黙って言う通りにしておくことにした。