携帯を開くと、時刻はもう少しで午後9時をまわろうとしていた。 こんな時間に公園にくるなんて、不審者!? と警戒していると、 「あんたになにがあったとか俺にはどーでも良いことだし、とりあえずここは俺の隠れ家だから、出ていってくれる? 泣くなら家に帰って泣きな。」 と冷たく言われた。 悔しくなった私は 「公園は皆のもので、あなただけのものじゃないでしょ。 私がここにいるのも私の自由。 そうでしょ?」 と言い返した。