「悠ちゃん大好きっ!!」
と悠ちゃんの胸の中に飛び込んだ。
すると悠ちゃんは私の背中に腕をまわして抱きしめてくれた。そして…
「美優…
俺も大好きだよ…
……美優が芸能人だから」
………え…?………
さっき悪い夢だと思った言葉と
同じ言葉を悠ちゃんが発した。
恐くなった私は急いで悠ちゃんの顔を見上げる。
『嘘だよ』って言ってくれる事を信じて…
……でも……
……見上げた悠ちゃんの顔は、ひどく悪い顔をしていた……
………そして………
……最悪の一言……
「芸能人じゃない美優に価値なんてないよ」
―――
―
「いやぁーーーーー!!!!」
