放課後Days☆




そんな思いが私の頭の中を占領していた。



そして泣きつかれた私は、いつの間にか体育座りのままその場で寝てしまった。



――夢を見ていた――

目の前にはいつもと変わらない悠ちゃんがいて、

「美優帰ろう?」

と私に優しく微笑む。


「でも私のことが好きな訳じゃないんでしょ?…」

さっき悠ちゃんの本音を聞いてしまったせいで、
彼のいつもと変わらない笑顔に戸惑う。


「俺は“お前”が好きだって言っただろ?」


「でも…さっき悠ちゃんが教室で皆と話してたことは…」


「何言ってんだよ美優(笑)
俺が教室で皆と話してた?
さっきからずっと美優と一緒にいただろうが(笑)」


「…そっか!
そういえばそうだった!」

えへっ、と笑う私の頭を悠ちゃんが優しく撫でる。


あぁ、そっか…
さっき教室で聞いたことは夢だったんだ

私は悪い夢を見ていただけだったんだ

私の頭を悠ちゃんが撫でてくれている今が現実なんだ


私の胸の中には安堵と幸せな気持ちが湧いてきて………