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「あ~!もうっ!
今日は久しぶりに悠ちゃんと帰れる貴重な日なのに、担任に呼び出されるなんて最悪っ!」


その日は、
私の出席日数とかの話で放課後に担任に呼び出されていた。



悠ちゃんとの貴重な時間を減らした担任に苛立ちを覚えながら、私は悠ちゃんの待つ教室へと急ぐ。



パタパタ

夕方で廊下は薄暗かったが
悠ちゃんの待つ教室からは、電気の明かりが漏れている