タクシーを呼んで、教えてもらった住所を書いた紙を渡した。 運転手さんは一旦きょとんとして、私と紙を交互に見た。 それはそうだよね…。 普通の女子高生は立ち入らない場所だもん。 「本当にここですか?」 「はい」