これから二宮さんの言うとおり、ちゃんと受験生する気には全然なられへんかった。何とかして自分の正直な気持ちを伝えたかった。
もう病気でもなんでもよかった。前よりも二宮さんの事ばっかり考えてて、多分前よりも好きになってる。ううん、好きなんて言葉じゃ片付かへん。好きなんかじゃ、この気持ちは言い足りひん。もっともっと強い気持ちやもん。例え、それが二宮さんにとって負担になるくらいおっきいものやったとしても、伝えへんかったら、うちの体の中でパンクしちゃうもん。一人じゃこんなおっきな気持ち抱えきれへん。
今はとにかくこの気持ちをちゃんと伝えたい。それしか考えられへんかった。