コンコン……ガチャ。





愛「あれ?咲、どうした?練習は?」



咲「……。愛羅さんちょっとイイですか?」



愛「…?」



莉「アタシ下に行ってくるね?」



愛「あ、うん。」




莉音は気を遣ってくれた。








何かあったのかな?





愛「どうしたの?とりあえず…怪我の手当てしようか。」



咲「はい…すいません。」



愛「はい、ここ座って。」





静かに座る咲……。




静かな室内。





アタシは咲が話しだせるまで待った。





手当ての最中……そっと口を開いた。








咲「俺……自信ないんです。ここまで強くなった飛牙を俺が継いでいけるのかって…。」






愛「…うん。……それで?」




咲「恋弥さんは…今でも自信はないって言ってた。なのにこんだけ凄いことやってきたじゃないですか!!」





俯く咲……






プニーッ!!!!




アタシは咲の頬を抓った。





咲「愛羅さん?……。」



愛「恋弥はホントに自信なんていつでもないと思う。けど、仲間が支えてくれているから頑張ってこれたんだと思う。みんながなんでこのメンツにしたかわかる?」




咲「……。」




愛「あなた達きっとイイ仲間になって………咲、ココはあなたの居場所になる。」




咲「え?……」







そう…昔伸治が言ってくれた意味。





今のアタシにならわかる。