みんなが帰ってアタシと恋弥だけになった。





愛「そう言えば…アタシ夢?でおじぃとおばぁに会った。みんな待ってるって言ってたんだぁー。そしたら俯いてる恋弥がいて…ビックリしちゃった(笑)」



恋「それはきっと2人がオマエを助けてくれたんだな、1ヶ月半も眠ってるから俺まじで不安だった…。」



愛「……そうだよね、同じ立場だったらアタシ…」




恋「悪かった。俺がオマエを守るはずが……。」





そう言い俯き拳を握る恋弥…。







愛「何言ってんの?アタシは恋弥を守れて良かったよ。ただ守られてるだけで何も出来ないより…。アタシを愛してくれてる人だから…守りたかった。」



恋「俺ホントいつもオマエに救われてるな…(苦笑)」



愛「そんな事ない、アタシは恋弥が居るから強くなれる。いつも謝るけど…アタシ謝られる事してないし。」



恋「ありがとな…ニコッ」











恋弥の優しい顔…。






この顔を見るとアタシの心が安らぐ。

















夕方になり、そろそろ面会時間が終わる頃…。





明日またみんなで来てくれると言うから楽しみだ。



恋「あ…。」



ん…?





ふっと何か思い出したかのようにアタシを見る。




愛「どうかしたの?」



恋「オマエの兄貴来てくれたんだ…。」