そんなに不安だったのかな?



アタシが飛牙にいる時幸せだって言ってんのに…。










暗くなった教室に恋弥がいた。







愛「何してんの…。」



恋「……。」



愛「アタシ何も嘘ついてない。」



恋「じゃ…認めるんだろ?」



愛「はぁ…。認めるよ?ただし…アタシからじゃないし、すぐ離れろって言ったし、会話だって途中で切ってきた。」



恋「……。」



愛「あの時気を抜いてたアタシも悪いから何も言えないけど、何したって言われても困る。何もしてないし、アタシはアイツなんてどうでもイイから。」




恋「オマエの事ホントに何も分かってやれてないな俺…。オマエを傷付けることはするし、オマエの過去もそんなに知らない。」





愛「は?何言ってんの?前にも言ったはず。アタシの過去を知らなくても今のアタシを知ってるし、1番近くでみてるのは恋弥じゃん。」



恋「俺……オマエに居なくなって欲しくなくて…必死になってた部分ある。」



愛「…だから、居なくならないって。約束したじゃん。何弱気になってんの?」



恋「………。」







パシッ!!!!!!




アタシは恋弥にビンタした……。



愛「そんなんじゃ飛牙の総長の名が泣く。」



恋「……。俺はオマエに助けてもらってばっかだな。」



愛「アタシは恋弥に助けてもらってばっかだけど?」



恋「……フッ(笑)」



愛「お互いに居なくてはならない存在って思ってるけど?ニコッ」



恋「俺らしくないな…。愛羅…」



愛「ん?」



恋「強くなったな。」



愛「んー…?信じてるから。」



恋「……そうか。俺もオマエを信じてたからこんな行動とれるのかもな。」


愛「何わけわかんないこと言ってんの?行くよ!!(笑)」











ちょっとした行き違いの喧嘩がまたアタシ達の絆を深めた。









何度だってあなたを迎えに行く。






だからあなたも何度もアタシを迎えに来てくれる。