絆と愛…飛牙-ヒュウガ-Ⅲ

愛「……みんな…何かゴメン…。」








『愛羅!!!!!』









アタシは気づいたら走り出していた…。




胸が苦しくて痛くて…見てられなかった……。





そう…逃げ出したんだね。





結局また同じじゃん………。






























ドン………



愛「…悪い……。」




瑠「泣いてんの?」



愛「……!?!?!?!?」



そこには瑠亜がいた…。




瑠「そんなに驚くことないじゃん、さっきまで愛羅ちゃんの近くにいたんだから。ニコッ」



………。




瑠「女の子が声を殺して泣くのを堪えるもんじゃないよ?」



愛「……ほっといて。」



瑠「無理だよ、そんな顔してるのにさ……あの時と同じ顔してるよ?…。」









あの時?………。







瑠「そんなに苦しいなら楽になっちゃいなよ?俺が受け止めてあげる。そうしたかったんだから…ニコッ」





ギュ………。




え……?





愛「何の話?…。アンタ1人なの?」



瑠「君たちを見失ったからそのままみんな戻しちゃった☆俺はココが好きなだけ…。」






………ココ?……あ…懐かしい。