それからもアタシ達は着々と進めていき、莉音と圭斗が飛牙に帰って来た頃にはもう終盤だった。









2人も色々これまでの動きなどを聞いて、全員で本番に向かってた。





















………_____早くも卒業式当日。












特に見た目は変わらないアタシ達、だけど…中身は少しだけ大人に近づいてる気がする。






それぞれが少しずつ。













教室にて…生徒達は落ち着かない様子だったけど、アタシ達はいつもとなんら変わりない。










登校してきては後輩の女子に囲まれる彼ら。






黄色い声はもう慣れたアタシと莉音(苦笑)






みんな無視しつつ何とか玄関へ。










教室に行っても黄色い声。








彼らはまた一苦労。








莉「みんな大変だね。」



愛「卒業だからここぞとばかりなんじゃない?」




莉「あー、なるほど!!(苦笑)」





『あの…、愛羅ちゃん!!』



愛「へ?」




莉「あ…衣装の子!!」




愛「あー!!」



……過去にアタシが学際で、クラス代表としてステージに出てなんか投票されて1位になった…。




今思い出しても嫌だ、けど…その時衣装で頑張ってた子。






アタシの事を庇ってくれてたり。







『もう…卒業だね……なんか、周りの女子が凄くて近づけなかった(苦笑)』




愛「いつもいつも凄いよね、」




莉「男子は気が弱いから何も出来ないんだよ?」





愛「ん?」




莉「あー…なんでもない。」



『ふふふ(笑)愛羅ちゃん相変わらずなんだね、』




愛「え?何?どういう事?」





莉「愛羅に近づきたくても飛牙が怖くて近づけないって事!!この天然!!!!」





愛「アタシ天然じゃないって!!!!!!」




『2人とも面白い(笑)卒業してもアタシ2人の事忘れないから。それと、可愛い子産んでね☆それじゃ!!』





愛「ありがと、元気で。」




莉「じゃーね☆」