「誰もいないな」
えっ!?先生?
私はとっさに先生から見えない位置に隠れた。
もしかして先生が私を呼び出したの?…………ははっそれはないかっっ。
「あぁー外は寒いなー!」
先生は腕を組んで自分自身の体をギューとしている。
先生寒いんだなぁー。
「よし、誰もいないし行くか」
先生はあたりを見回すとドアを開けて屋上からでていった。
なんで誰もこないはずなのに先生屋上なんか来たんだろう?
ここでタバコを吸うにしてもさすがに寒気が……そういえばさっき誰もいないしって言ってた…………もしかしてっ!!!
私は走ってドアの方に向かった。そしてドアノブを掴む。
あっ……やっぱり。開かない。
ドアノブを回しても開く気配はない。
ドンドンッ!ドンドンッ!
「誰かいますかー!だれかーあ!!!」
