甘々夢時間

「まだかなぁ・・・」

10分くらいたっても高梨くんはかえってこない。

はぁ・・・。

とため息をもらすと

「八重さん?」

「ほぇ?」

「まだ居たんだ」

「や、八城くんっ」

王子様笑顔の八城くんが扉に手をかけてこっちを見ていた。
か、かっこいぃ・・・・

「誰か待ってるの?」

「あ、ぅん!」

「高梨・・・?」

「うん。そうだけど」

「高梨と付き合ってるの?」

急に顔が険しくなった。

「へ?ま、まさか!」

「そうなんだ・・・」

八城くんはほっとしたように優しい笑顔を見せた。