甘々夢時間

「離れてよぉ~」

そう言ってお兄ちゃんの肩を押したとき。

ピロロロロロロ♪

私の携帯が鳴った。

「ダレだぁ~」

着信は

「茨くん!?」

「ダレだ!?」

「クラスメイトだよぉ…」

「本当かぁ?」

ニヤニヤしながら言ってくるお兄ちゃんに

「うるさいからでてってぇ~」

って言った。

「はいは~い。長電話はだめだぞ?」

って言いながらお兄ちゃんは部屋から出て行った。