甘々夢時間

「へぇ。私がいない時にそんなことが~」

「う、ん・・・」

高梨くんに告白されたこと。
それしか言わなかった。

八城くんに言われたことはなんとなく自分だけのものにしたかったんだ。

「由妃はもてるねぇ」

「もてないよぉっ!」

「無自覚、鈍感め・・・」

「へ?なに?」

聞こえなかったよぉ・・・。

「で、返事は?」

「私…やっぱり八城くんが好きだから」

「うん。」

「高梨くんには本当に悪いけどお断りする」

なぜかわからないけど涙があふれてきた。

高梨くんへの同情?
自分も八城くんに片想いだから?

違う。

違うけど・・・わからない。


ぽんぽん

ノンちゃんの温かい手が私の頭にのっかった