あれから数日経った。 翔太からは電話やメールが何回かきたけど、無視し続けていた。 あたしはどんな顔でどんな気持ちで会えばいいかわからず、翔太ことを避けていた。 「ねぇ、菜々美、見て見て!スカイツリーだよ」 「あ、ほんとだ。大きいね」 今日は梨々香とずっと前から行きたいと言っていたスカイツリーに来ている。