「ありがとう!」 「じゃあ、中に荷物運べよ」 「うん!」 あたしが一人で暗くなっている間も、翔太達の話は進んでいった。 「菜々美、じゃあ、またな」 「ありがとうございました」 翔太と桜ちゃんはあたしにそう最後に声をかけると、家へ入っていった。