良かったぁ。 翔太が美味しそうに食べてくれて。 あたしはお皿を洗いながら、そんなことを考えていた。 「俺も手伝うよ」 「いいよ。すぐ終わるし」 あたしはそう言ったが、 「いいから、それに二人でやったほうが早いだろ?」 そう言って、翔太はお皿を拭き始めた。