愛してる そう言われても 正直、よくわからなかった 私の返答を待たず、雅兄は私を力強く抱き締めた。 「離したく…ない……」 今まで視界が真っ暗で何も見えない状態だったのに、 いつの間にか私の目には雅兄の顔がドアップで映し出されていた。 それと同時に、自分の唇に何か柔らかいものを感じた。