昼休みになり、私は

親友の浅羽 ゆら(あさば ゆら)と一緒に

屋上で昼食を食べていた。



「晴緋ちゃん?…どうしたの?」

『…』

「ご飯……進んで…ないみたいだけど…」


私は昨夜のことでずっと悩んでいた。


「……………たまごやき食べちゃうよ?」

『やだ』

「やっと反応した!どうしたの…?ぼーっとしちゃって…」


“雅兄にキスされた”


そんなこと、言えるはずがなかった

親友のゆらには何でも話してきたつもりだったけど、こればかりは言えない………