絡み合うように抱き合う三人を世界から消すように雨が降り始めた。 少しずつ強くなる雨の中で三人はお互いの顔を見合った。 「…憐、ずっと…ずっと…」 「傍に居てくれよ…? 言うこと聞けるな…?」 「うん……うん……、」 三人の吐息が白く染まる。 濡れて冷たくなる肌を重ね合わせ、寒さを感じない三人はしばらく、抱き合っていた。 激しくなる雨の中、優夜と刹那は頬に伝う雫に気がつく。 雨ではない、紛れもない 自分たちの雫。 『【教えて…空白のまま…―。】』 『【どうして…、涙がこぼれる…―?】』