蒼髪の青年、優夜は雨が降り続く雲を見つめながら呟いた。 紫髪の青年、刹那は頭を掻きながら優夜を見つめる。 「また それか? 俺が居るんだ 寂しい筈無いだろ」 刹那は優夜の背中から彼の体を抱き締める。 雨に濡れた二人の冷たい温度を分け合うように。 パシャパシャ… 二人は足音に振り返る。 マントを着て、フードを被っている女が走っていく。 フードから覗く金色の髪が湿気によって垂れていた。 パン… 乾いた音が雨の音に重なって薄暗い路地裏に響いた。