二年ぶりの大浴場は変わり無かったが、所々 鍍金-メッキ-が剥がれているのが見えた。 身体と髪を洗い、湯船に浸かる。 背中合わせで浸かっている優夜と刹那は少し離れた場所にいる憐を見る。 「…なんで そんなに離れてるの?」 「え…」 憐は二年ぶりに見る二人の素肌に頬を桃色に染めている。 直視出来ないため、憐は二人に背中を見せて顔を背けてしまった。 「…?」 「傷?」 憐の背中に残る痛々しい傷の跡。 二人は音もなく憐に近寄ると、憐の背中に指を滑らせた。